法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

書籍『迷子の日本国憲法 ― ただ一つの国から、ただの国へ』

S・K

 

 第二次安倍政権が改憲に向けて突き進む中で、憲法論議が再び盛んにされるようになり、マスコミ調査等によると護憲派・改憲派はほぼ拮抗している状況です。本書は、多くの人たちが、改憲問題について人類の天敵である戦争を抑止する視点から、自分の考えを持ち、この国の未来について声を上げる契機にして欲しいとの思いで書かれたものです。
 第一章では、各界の護憲派・改憲派の52人(女優・作家・脚本家・評論家・政治家・活動家・経済アナリスト・映画監督・学者・哲学者など)それぞれが、どのような立場でどのような発言をしているかが、短く抜粋された文章で非常にわかりやすく紹介されています。
 第二章では、「森村誠一のアピール」と題して、「護憲・改憲『距離の学習』」という論稿と、埼玉新聞・朝日新聞に掲載された「集団的自衛権」の論稿が紹介されています。それは、戦前・戦中を知る世代としての反戦への叫びであり、心動かされます。
 第三章では、集団的自衛権行使容認の閣議決定翌日である2014年7月2日に、東京の主要な新聞メディアがどのような立場でどのような報道をしたかが紹介されています。
 第四章では、現行憲法と自民党の日本国憲法改正草案との対照表が掲載されています。
 第五章では、第一次世界大戦勃発の1914年から現在に至るまでの、憲法関連年表が掲載されており、憲法議論の変遷のポイントがダイジェストでわかるようになっています。日本国憲法が施行された1947年5月3日の読売新聞の記事の抜粋も紹介されており、第三章の記事と比較してみるのも面白いでしょう。
 憲法改正問題を考える上で、どのような人が、どのような立場で発言しているのか、また、憲法改正についてどのような議論があるのかを知るにはとても優れた本であると思われます。

【書籍情報】
編著者:森村誠一。徳間書店より2014年9月30日初版。定価は本体1000円+税。

<法学館憲法研究所事務局から>
本書には、当サイトに掲載した「浦部法穂の憲法時評」の「安倍晋三と14人の『無識者』たち」の抜粋が掲載されています。


 

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