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書籍『告発! 政治とカネ』

S・K

 

 民意を歪曲し過剰代表を生み出す選挙制度により圧勝した安倍政権は、憲法破壊ともいえる政治を堂々と続けています。この状況を何とか阻止したいと考えている方は少なくないように思います。
 本書は、実際に、「政治資金オンブズマン」の共同代表として、政治家らを東京や大阪の地検特捜部に刑事告発もされてきた上脇博之・神戸学院大学教授が、安倍政権による国家改造を阻み、民意が届く政治を実現していくことを目的に出版された本です。
本書ではまず、安倍内閣の閣僚らの違法・不正収支を具体的に指摘しています。
 小渕優子前経済産業大臣の支出問題や松島みどり前法務大臣の「うちわ」違法配布問題、江渡聡徳前防衛大臣の寄付金疑惑、小渕前大臣の後任である宮沢洋一大臣がSMバーに政治活動費を支出していた問題、高市早苗大臣のパソナとの不透明な金銭関係、有村治子行革担当大臣が脱税会社から寄付を受けていた問題、望月義夫環境大臣の政治資金収支が合っていなかった問題、第2次安倍内閣の閣僚10名が、「政党交付金」約9400万円で飲み食いしていることなど、安倍政権の支持率に大きく影響しそうな事実が次々と明らかにされています。
 また本書では、政党助成金の問題点の考察や、企業・団体献金について、どのような企業・団体から、どの政党に幾らの献金がなされているか等も示され、政界と業界の癒着構造の一端が明らかにされています。
 さらに本書では、上脇教授等が告発してきた事件も紹介しており、疑惑の残る「政治とカネ」問題の真相が明らかにされています。
不可解な政治の動向も、本書でカネの流れを知ることにより、その背景がわかり納得できるのではないでしょうか。政治の背景を知ることは、主権者としてきちんと参政権を行使するための大きな一助になりますし、「政治とカネ」の問題は、現政権の弱点となり得るテーマですので、本書が出版された意義は大きいと感じます。

【書籍情報】
2015年02月、かもがわ出版から刊行。著者は上脇博之・神戸学院大学教授。A5判236頁。
定価(本体価格1,800円+税)。

<法学館憲法研究所事務局から>
上脇博之・神戸学院大学教授には当研究所の公開研究会で講演していただきました。その講演録「政党政治とその課題 −財界政治のための二大政党制化の諸制度を批判する」を「法学館憲法研究所報」第4号に収載しています。



 

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