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書籍『すぐにわかる 戦争法 安保法制ってなに』

S・K

 いま国会で審議されている戦争法=安保法制について解説し、それに反対する各界の著名人のメッセージも収録した本です。戦争への道を突き進む政府の暴走を阻止し、一人ひとりの平和に生きる権利を守りぬくため、2014年3月に発足した「戦争をさせない1000人委員会」が編みました。この間、全国各地に「1000人委員会」を立ち上げ、世代・階層を超えて運動を展開し、HPや集会、デモなど様々な形で問題提起を行い、257万246筆もの「戦争をさせない全国署名」を集めるなどしてきました。本書は、そのような活動の一環として、いま、まさに全国民に知ってほしい内容をわかりやすくまとめたものです。
 第1章では、飯島滋明(憲法学者)、清末愛砂(ジェンダー法や憲法の学者)、清水雅彦(憲法学者)、高良鉄美(憲法学者)、前田哲男(軍事ジャーナリスト)の各氏が、「安保関連法案」の本質を解説しています。国民を欺くような政府見解の問題点などもわかりやすく指摘されています。
 第2章では、「私たちも戦争法に反対します!」ということで、青井未帆(憲法学者)、雨宮処凛(作家)、上野千鶴子(社会学者)、小山内美江子(脚本家)、鎌田慧(ルポライター)、小室等(フォークシンガー)、佐高信(評論家)、菅原文太(俳優)、なかにし礼(作家)、山口二郎(政治学者)といった学者や著名人の各種集会での発言などがまとめられており、それぞれの視点で戦争に反対する理由が語られています。
 第3章では、「憲法と平和を考えよう」ということで、高橋哲哉(哲学者)、浦田一郎(憲法学者)、高良鉄美(憲法学者)、落合恵子(作家)各氏の講演録が収載されています。集団的自衛権を認めることがどのような意味をもつのか、集団的自衛権の歴史的背景はどうなのか、憲法の果たしてきた役割、今後の課題などが語られています。
 第4章では、政府が集団的自衛権行使容認の根拠として持ち出してきた砂川事件大法廷判決とこのことについての政府自民党の対応について、内田雅敏(弁護士)がQ&Aの形式で解説しています。政府の説明がいかに不適切なものであるかがよく理解できます。「おわりに」では、歴史認識の問題にも触れながら、集団的自衛権行使容認が日本の平和資源を破壊するものであるということや、安全保障のあるべき姿が語られています。
 新書で手に取りやすい一冊ですので、デモや集会への参加には抵抗があるという人々にも読んでいただき、法案の成立阻止につながることを期待します。

【書籍情報】
2015年7月、七つ森書館より刊行。編者は「戦争をさせない1000人委員会」。定価1200円+税。


 

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