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書籍『新・自衛隊論』

H・O

 今般の安保法制案が国会で可決・成立すれば、自衛隊が海外の「戦場」で活動する場面が増え、そして集団的自衛権の名の下にアメリカ軍などとともに武力行使をするようになっていきます。それは日本の防衛・安保政策の大転換です。こうした折に、自衛隊の幹部だった人たちが中心となってつくられた「自衛隊を活かす会」(代表は柳澤協二さん(元内閣官房副長官補・防衛庁運用局長))が自衛隊のあり方を問う、"新・自衛隊論"です。
 本書は今般の安保法制案を元自衛隊幹部の人たちがその知識や経験などをふまえて分析し、批判を含めてコメントしています。ちょっと違和感を感じる記述もありますが、なるほどと思わせることも結構あり、刺激的です。
 本書の狙いの一つは、防衛・安保政策や自衛隊の役割についてのあるべき方向性が探求する、ということでしょう。安倍政権の政策を批判しつつ、ではこんにちあるべき防衛政策はどうあるべきか、ということです。この点についても多面的な分析・提言が収録されています。それは全体として、日本は憲法9条にもとづき自衛隊の海外での武力行使を否定することを基本にすべきとし、その上で自衛隊の活動のあり方を考えるものとなっています。
 今般の安保法制案に対しては、そもそも自衛隊は違憲だと主張する人々と、自衛隊の海外活動の拡大に反対する人々、それぞれが反対の声をあげています。本書はその後者の立場といえるでしょうが、前者の人々にとっても、自衛隊の現実などを知るのに役立ちます。

【書籍情報】
「自衛隊を活かす会」編著。2015年6月、講談社から講談社現代新書として刊行。定価は本体900円+税。


 

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