法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

法学館憲法研究所

Mail info@jicl.jp
 
今週の一言
憲法情報Now
 憲法をめぐる動向
 イベント情報
 憲法関連裁判情報
 シネマ・DE・憲法
 憲法関連書籍・論文
 ■今日は何の日?
憲法Voice
研究所・客員研究員紹介
中高生のための憲法教室

憲法文献データベース
日本国憲法全文
リンク集
 
事務局よりお知らせ
賛助会員案内
メールマガジン
ご意見フォーム
サイトマップ

憲法情報Now<憲法関連書籍・論文>

 

書籍『さらばアホノミクス −危機の真相』

H・O

 多くの国民が民主党政権に愕然とし、もはや自民党しかないという雰囲気が続く中で、アベノミクスなる景気・経済の立て直し策を唱える安倍政権への国民の支持・期待はなお高いようです。しかしいま、この間のアベノミクスの成果を多くの国民が懐疑的に見るようになってきています。その理解を深めてくれるのが本書です。アベノミクスは国民の懐を潤すことを目的に掲げながら、その方策は的外れで、実はそもそも国民の生活のことを真面目に考えていない、ということを鋭く指摘・分析しています。
 具体的には、TPPのこと、「女性の活躍」政策のこと、非正規雇用拡大の放置、等々について、その問題点を本質的に指摘しており、多くの読者が溜飲を下げることになると思います。著者の浜矩子・同志社大教授は、こんにちの日本の経済・社会をグローバルな動きとの関連で解明・問題提起しています。IMFやWTOの動向、アメリカ、イギリス、ドイツ、ギリシャ、EUなどをめぐる経済・社会・政治の分析もエコノミストならではのものです。
浜教授は経済の問題は人権の問題だと説きます。その考え方が諸問題の分析や問題提起に貫かれています。このページで憲法に関連する書のひとつとして紹介する所以です。
 安倍首相は念願の憲法「改正」に向け、まずは経済政策で国民の支持を取り付けることを目論んでいるとも言われる中で、その経済政策自体も憲法の視点で問い直すことが大事な時期にあるのではないでしょうか。

【書籍情報】
2015年11月、毎日新聞出版から刊行。著者は浜矩子・同志社大教授。定価は1,100円+税。


 

[今週の一言][憲法情報Now][中高生のための憲法教室][憲法文献データベース][事務局からのお知らせ]
[トップページ]