法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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書籍『教職課程のための憲法入門』

M・I

 憲法は教員免許を得るための教職課程で必修科目になっています。教師になぜ憲法の理解が求められるのでしょうか。学校で先生になる人に憲法の理解が求められる理由は、学校は次世代の主権者を育てる場所だからです。さらに公立学校の先生ならば、自身が公権力機関でもあるからです。本書は、校則、給食、いじめ、修学旅行、生徒会選挙などの学校の日常にある事例をもとに、憲法の基本となる考え方を、教育現場と関連づけて丁寧に説明しています。
 例えば「男子の髪型は3cm以下の短髪とする」「学校に携帯電話・スマートフォンを持ってきてはならない」という校則に違反して出席停止になった生徒が憲法違反を主張した場合、それらの生徒の担任はどう判断すべきか。
 例えば給食が導入された中学校のクラスにベジタリアンの生徒、宗教上の理由で豚肉が食べられない生徒がいた場合、担任はどのように接すべきか。
 例えばクラス内にソーシャルネットワークサービスを使って悪口を書く生徒がいた場合、それをやめさせることは表現の自由の侵害となるのか。
 このように書くと教職課程のケーススタディのようですが、それはあくまで導入部に過ぎず、本書は平易な言葉で憲法の基礎知識を網羅した入門書となっています。具体例も、家永教科書訴訟、旭川学力テスト事件、国旗国歌訴訟はもとより、一人一票問題、自衛隊の海外派遣など最新な話題も採り上げています。教員を目指す人のみならず、学校教育を切り口とした憲法問題に興味を持つ人にも広く読まれるべき本です。

【書籍情報】
2016年2月に弘文堂より発行。編著者は西原博史・早稲田大学社会科学総合学術院教授と
斎藤一久・東京学芸大学教育学部准教授。定価は2,200円+税。

<法学館憲法研究所事務局から>
・この書籍の編著者の西原博史さんは以前当サイトで「今週の一言」にもご寄稿いただいています。
・この書籍の編著者の斎藤一久さんは『憲法を観る』の「憲法教育を考える」にもご寄稿いただいています。



 

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