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書籍『内閣官房長官の裏金 機密費の扉をこじ開けた4183日の闘い』

S.K

  本書は、法学館憲法研究所報18号でも論稿「安倍政権下の『政治とカネ』問題」を執筆していただいた上脇博之神戸学院大学法学部教授が、これまで使途不明の裏金・闇ガネとなっている内閣官房報償費について、その使途文書の公開を求め、裏金・闇ガネにしない11年5カ月に及ぶ闘いとその成果をまとめた1冊です。
 内閣官房報償費は、内閣官房長官が目的を逸脱しない限り自由に使え、現在では毎年12億が支出されている公金で、会計検査院でさえ支払いの相手方を知らされず、領収書もチェックできず、主権者・納税者である国民にも使途は一切非公開とされてきたため「機密費」と呼ばれてきました。
 2018年1月、著者らの使途文書の開示請求により、最高裁は使途文書の一部の開示を認める画期的な判決をし、ついに開かずの扉がこじ開けられました。文書の一部は3月19日に開示され、筆者らはその文書をもとに、菅義偉官房長官に対し内閣官房長官報償費の抜本的見直し要求書を送付しています。
 第1章では、内閣官房長官報償費についての情報公開請求や使途文書の開示を求めた訴訟提起の動機のほか、その情報公開や訴訟過程で明らかになったことが紹介されています。
 第2章では、内閣官房長官報償費の過去の使途実態について、第3章では訴訟における国の主張と上脇教授の陳述書での反論が紹介されています。
 第4章では、第1次訴訟の地裁判決、第2次・第3次訴訟を含む裁判の経緯及び最高裁判決の内容、第5章では最高裁判決後に開示された使途文書の分析結果と官房長官への抜本的見直し要求の内容がそれぞれ紹介されています。
 また情報公開請求で開示を受けた貴重な文書や、訴訟を提起して入手できた資料もあわせて掲載されています。

【書籍情報】2018年7月日本機関紙出版センターより刊行。著者は上脇博之。定価は1200円+税

【関連書籍・論文・HP】
  内閣官房報償費(機密費)情報公開訴訟で一部勝訴しました
  法学館憲法研究所報18号
  

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