法学館憲法研究所は、憲法を系統的に研究し、個人の尊厳の実現をめざす非政府組織としての自由な研究機関です

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憲法情報Now<憲法関連裁判情報>

 

NPJ「訟廷日誌」掲載情報から(29)

2010年8月23日

(「PEOPLE’S PRESS」が運営するWeb サイト「News for the People in Japan」の「NPJ弁護士の訟廷日誌」には憲法とその理念に関連する様々な裁判の動向が紹介されています。
 現在アップされている情報の中で、興味深いものをいくつか紹介いたします。)
 (法学館憲法研究所事務局)

薬害イレッサ訴訟(8月25日)
画期的な夢の新薬として販売された肺ガン治療薬イレッサで大勢の副作用死亡被害が起きました。報告されているだけでも734人にも上っています。国と販売会社に対し慰謝料を請求しています。

ダムの排砂を止めろ!〜出し平ダム排砂差止め・損害賠償請求事件〜(8月30日)
関西電力が黒部川上流部に建設した 「出し平ダム」 が大量の土砂を排出 (排砂)したことにより、黒部川河口以東海域では、ヒラメなどの底物や養殖ワカメが獲れなくなり、刺し網業者やワカメ栽培組合が深刻な被害を被ったことを理由とする訴訟です。

裁判権放棄密約文献閲覧禁止処分取消請求訴訟 〜真理がわれらを自由にする(9月3日)
日本政府が在日米軍関係者による犯罪の裁判権を放棄するとした検察官用資料について、国立国会図書館が閲覧禁止としたことについて、ジャーナリストの斎藤貴男さんが処分取消を求める訴訟です。

白バイに突っ込まれた通学バスの運転手が無実の罪を負わされたとして高知県などを訴えた訴訟(9月6日)
白バイに突っ込まれた通学バスの運転手が無実の罪を負わされたとして高知県などに国家賠償を求めている訴訟です。

「『健康で文化的な最低限度の生活』 (憲法25条)の保障を!」 生存権裁判(京都)(9月8日)
生活保護を受給している70歳以上の高齢者が、老齢加算の生活保護変更決定は生活保護法、憲法25条違反であると争っています。

牛丼すき家 「偽装委託」 「名ばかり管理職」 事件(9月10日)
牛丼屋チェーン店、「すき家」。スタッフはアルバイトの身分なのに、長時間労働を強いられ、しかも残業代を法律通りに支払ってもらえていない。残業代の支払い等を求めています。

生活保護申請をカメラで撮影しただけで 職務強要罪で逮捕され、起訴!(9月14日・判決)
生活保護申請の様子をカメラで撮影しようとしたら、その2ヵ月半後に逮捕され、第2回公判期日直後まで勾留され続けた事件です。

新宿区ホームレス生活保護裁判(新宿七夕訴訟)(9月22日)
生活に困窮し野宿生活を余儀なくされていた原告が法律家、支援者らの援助により新宿区福祉事務所にアパートでの生活を求めて 生活保護を申請したところ、2度にわたり「稼働能力不活用」 などを理由に却下されたことから、却下処分の取消しと保護開始決定の義務づけを求め提訴した事件です。

中津川市議会における発声障がいをもつ議員へのいじめ損害賠償請求事件(通称:小池事件)(9月22日・判決)
下咽頭ガン手術により声帯を失い、発声が著しく困難となった市議会議員が、文書やボード、代読による発言などによる議会での発言の機会の保障を求めている事件です。

熊本県警察官自殺の責任を問う国家賠償請求事件(9月29日)
熊本県警の警察官となった18歳の青年が、県警剣道部に配属されたが、練習中のいじめ暴行、他の部員からの 「村八分」 に遭い、警察の寮で自殺したことに対し、熊本県を相手に国家賠償請求訴訟を提訴しました。

日本一のアユを守る日本一の団結 〜「那珂川(なかがわ)アユ裁判」〜(10月1日)
霞ケ浦導水事業で漁業権が侵害されるとして、茨城・栃木両県の流域漁協が那珂川取水口の建設工事中止を求めた事件です。

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