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憲法情報Now<憲法関連裁判情報>

 

NPJ「訟廷日誌」掲載情報から(30)

2010年9月27日

(「PEOPLE’S PRESS」が運営するWeb サイト「News for the People in Japan」の「NPJ弁護士の訟廷日誌」には憲法とその理念に関連する様々な裁判の動向が紹介されています。
 現在アップされている情報の中で、興味深いものをいくつか紹介いたします。)
 (法学館憲法研究所事務局)

■熊本県警察官自殺の責任を問う国家賠償請求事件(9月29日)
熊本県警の警察官となった18歳の青年が、県警剣道部に配属されたが、練習中のいじめ暴行、他の部員からの 「村八分」 に遭い、警察の寮で自殺したことに対し、熊本県を相手に国家賠償請求訴訟を提訴しました。

■産経グループ従業員労働委員会命令取消請求訴訟(9月30日・判決)
産経新聞グループ企業から解雇された記者の所属する労働組合が配転・解雇などを不当労働行為として都労委に救済申立を行いましたが、都労委の判断は、民事訴訟の最高裁での解雇を認める判断が出るまで棚晒ししたうえ、都労委の判断を受けた中労委の判断も民事訴訟に追従するものでした。そこで、記者が所属する労働組合が委員会の命令の取消を求めて提起した訴訟です。

■日本一のアユを守る日本一の団結 〜「那珂川(なかがわ)アユ裁判」〜(10月1日)
霞ケ浦導水事業で漁業権が侵害されるとして、茨城・栃木両県の流域漁協が那珂川取水口の建設工事中止を求めた事件です。

■強盗殺人被告事件(再審)(布川事件)(10月15日)
1967、茨城県利根町布川で一人暮らしの大工の屍体が発見された事件に関し、桜井さん・杉山さんが犯人だとされ有罪が確定しました。事件と2人を結び付ける直接証拠は取調段階の自白のみです。第二次再審です。
 
■裁判権放棄密約文献閲覧禁止処分取消請求訴訟 〜真理がわれらを自由にする(10月22日)
日本政府が在日米軍関係者による犯罪の裁判権を放棄するとした検察官用資料について、国立国会図書館が閲覧禁止としたことについて、ジャーナリストの斎藤貴男さんが処分取消を求める訴訟です。

■えりもの森皆伐事件住民訴訟(10月22日)
北海道は2002年3月森林づくり条例を制定し、以後、木材生産のための伐採は一切せず、水源涵養、野生生物保全等の森林の公益的機能のために管理すると決めたにも関わらず、えりも町の山奥で約 2.5ヘクタールもの天然林を皆伐したことを違法として争っています。

■北海道警不当訴訟名誉毀損事件(10月26日・判決)
北海道警察元総務部長が裏金疑惑本に対して名誉毀損訴訟を提起したことについて、執筆者(ジャーナリストの大谷昭宏氏、作家の宮崎学氏)が逆提訴した事件です)

■SHOP99 名ばかり管理職事件(賃金等請求事件)(10月27日)
コンビニ「SHOP99」の各店舗には正社員は一人だけで、他はすべてアルバイトです。「店長」であり「管理監督者」 にあたるから残業代を払わないとされた正社員が実態を告発して残業代の支払いを求めています。

■JAL客室乗務員監視ファイル事件(10月28日)
JAL労働組合が収集保管する、JAL所属の客室乗務員についての個人情報を記載した情報ファイルには、158項目にわたる個人情報が記載されていました。客室乗務員らは、プライバシー侵害で、日本航空キャビンクルーユニオンは団結権侵害で、JALとJAL労働組合に対して慰謝料を請求しています。

■ダムの排砂を止めろ!〜出し平ダム排砂差止め・損害賠償請求事件〜(11月1日)
関西電力が黒部川上流部に建設した 「出し平ダム」 が大量の土砂を排出 (排砂)したことにより、黒部川河口以東海域では、ヒラメなどの底物や養殖ワカメが獲れなくなり、刺し網業者やワカメ栽培組合が深刻な被害を被ったことを理由とする訴訟です。

■日産自動車事務系「業務偽装」「派遣切り」 事件(11月8日)
日産自動車で勤務していた事務系女性労働者1名が、日産自動車に対して労働契約上の地位を有することの確認や賃金の支払い、損害賠償の支払いを求めた裁判(また派遣元であるアデコに対しても不当利得の返還を求めている)です。

■外国人に対する偏見が原因か?〜警察官違法発砲傷害致死国賠訴訟(11月16日)
職質をされて逃げただけで、結果的に射殺された中国人男性の妻らが、警官を任用している栃木県を相手にして損害賠償を請求した事案です。

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